ハワイの手仕事文化|レイメイキング・ハワイアンキルト・ラウハラ編みとは

フラダンス関連

突然ですが、「ハワイ」ってどんなイメージですか?

青い空、きれいな海、フラダンス……そういうイメージが多いかな、と思うんですけど。

でも実はハワイって、長い歴史の中で育まれた、すごく豊かな「手仕事のカルチャー」があるんです。

今日はその中から3つ、ご紹介したいと思います。

「レイメイキング」「ハワイアンキルト」「ラウハラ編み」。

どれも聞いたことはあるけど、くわしくは知らないな〜という方も多いんじゃないでしょうか。

今日はそのあたりも交えながら、ゆるっとお話しできればと思っています。

じゃあ、さっそく始めましょう!

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【レイメイキング】

まずは「レイメイキング」から。

レイといえば、ハワイに着いたときに首にかけてもらえる、お花のネックレス……みたいなイメージですよね。あれです。

その歴史はとても古くて、ハワイの先住民族が島に渡ってきた頃、1500年以上前にはすでに存在していたといわれています。

当時のレイは、単なる飾りじゃなくて、神様への捧げものだったり、戦士が戦いの前に身につけるものだったり、地位を示すものだったり。

使われる素材も花だけじゃなくて、葉っぱ、貝殻、鳥の羽根、木の実など……島で手に入るものなら何でも。素材の組み合わせや作り方に、それぞれ意味があったんです。

1820年代以降、西洋文化が入ってきてからハワイの伝統文化はかなり圧迫されるんですけど、レイだけは消えなかったんです。

それどころか1927年には「レイデー」という祝日まで生まれて、毎年5月1日にはハワイ全島でレイのお祭りが開かれるほどに。

今では卒業式、結婚式、お葬式、歓迎の場……あらゆるセレモニーにレイが登場します。

ハワイの人たちにとってレイは「愛情を形にするもの」。作る人の気持ちが込められた、特別なギフトなんです。

私は「ハワイアンリボンレイ」というのを教えていますが、それはリボンや針と糸で作るスタイル。本物のお花の代わりにリボンを使うので、色も形も自由自在なんです。何十本もリボンを重ねて作り上げる立体的なレイは、本当にきれいでかわいいです。

日本でも少しずつ教室が増えていて、最近はオンラインでも学べる環境が整ってきています。ハワイのカルチャーに触れながら手を動かす時間って、なんか特別でいいんですよね。

【ハワイアンキルト】

続いては「ハワイアンキルト」。

キルトというとパッチワーク——小さな布を組み合わせて作るもの——をイメージするかもしれないですよね。でも、ハワイアンキルトはちょっと違います。

大きな一枚布をダイナミックに切り抜いて、別の色の布の上に縫い付けるスタイル。モチーフはハイビスカス、パイナップル、タロ芋の葉、など……ハワイの植物たちです。見た目がとにかく大胆でかっこいいんですよ。

始まりは1820年代。アメリカ本土から来た宣教師の奥さんたちが、ハワイの女性たちにキルトを教えたのがきっかけだといわれています。

でも、ハワイの女性たちはただ真似しなかった。

教わった技術に、自分たちの島の自然や感覚を組み合わせて、まったく独自のスタイルを作り上げたんです。

もうひとつ特徴的なのが「エコーキルティング」と呼ばれる手縫いのステッチ。表の布・綿・裏の布の3層を重ねて、波のように広がるラインを手縫いで入れていく。

大きなベッドカバーサイズを一人で作ると、完成まで何年もかかることがあるそうです。

昔はキルトのデザインが家ごとの「秘伝」で、他の家族に見せることすらしなかったとか。それほど大切なものだったんですね。

ハワイを訪れる機会があれば、ホノルル美術館などで歴史的なハワイアンキルトを見ることができます。ぜひ!

日本でも、カルチャースクールや専門教室が全国にあります。最初はポーチやバッグなど小さなアイテムから始められるので、意外とハードル低めですよ。

【ラウハラ編み】

3つ目は「ラウハラ編み」。ちょっと聞き慣れない名前かもしれないですね。

ハワイ語で「ラウ」は葉っぱ、「ハラ」はパンダナスという植物のこと。つまりラウハラは「パンダナスの葉っぱ」のことです。

パンダナスはハワイの海沿いによく生えている木で、タコの足みたいな根っこが特徴的な、なんとも個性的な見た目。その葉っぱを乾燥させて細く裂いて、編んでいく——それがラウハラ編みです。

歴史はとても古くて、ハワイの先住民が島に渡ってきた頃からある、最も古い手仕事のひとつ

帽子、バスケット、マット、ゆりかご……生活に必要なものが全部、このパンダナスの葉っぱから作られていました。西洋のものが入ってくる前のハワイでは、ラウハラは生活必需品だったんです。

ところが20世紀に入ると輸入品が広まって、ラウハラ製品の需要がガクッと落ちてしまいます。一時は技術の継承が危ぶまれるほど職人さんが減ってしまった時期も。

それを復活させたのが、1970〜80年代の「ハワイアン・カルチャーリバイバル」。「自分たちのルーツを取り戻そう」という動きが高まって、フラやハワイ語と一緒に、ラウハラ編みも見直されていきました。

今ではビショップミュージアムでワークショップが開かれたり、ハワイの学校でも子どもたちに教えるプログラムがあったりします。

完成したラウハラの作品は、自然素材ならではのなんとも言えないざっくりとした風合いがあって。細かい編み目が並ぶ美しさは、見ていて本当に飽きないんです。

日本でも教えている先生がいらっしゃいますが、あまり多くはありません。ハワイアン雑貨のショップやフラスタジオ経由で情報が見つかることが多いので、興味のある方はそのあたりから探してみてください。

【まとめ】

というわけで今日は、レイメイキング、ハワイアンキルト、ラウハラ編みの3つをご紹介しました。

どれも、何百年も前からハワイの人たちの暮らしの中にあって、一度は消えかけながらも今に残ってきたもの。

共通しているのは「手で作る」ということ、そして「気持ちを込める」ということだなと思います。

ハワイってどうしてもビーチリゾートのイメージが先行しがちですけど、こんなに深い手仕事のカルチャーがあるって、知れば知るほど好きになりますよね。

ハワイを訪れる機会があったら、ぜひちょっと立ち止まってこういうカルチャーにも触れてみてほしいな。ロイヤルハワイアンセンターなどで、レイメイキングやラウハラ編みなどの体験レッスンがありますよ。

日本にいながらでも、教室やワークショップで体験できます。リボンレイは私のところで教えられるので、興味のある方はお問い合わせください。

また、下記の電子書籍を出版しています。初級編となっていますのでこちらもよかったらご覧ください。

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