シングルマザー夢を追う

その他日々の事

このブログはいつもと少し違う書き方をします。別記事でも書いた通り、私はシングルマザーとして生きてきました。

今もたくさんのシングルマザーが一人奮闘していることでしょう。私の他の記事を見て「ハワイ記事なんて書いてるんだから本当はどっかのお嬢さんでしょ?」と思った方もいるのでは?

いえいえ、お嬢さんだったらどんなによかったか!

このブログでは私が『何を大切にして、何を捨ててきたのか』を書いていこうと思います。もちろん私は有名人でもなんでもありません。超一般人ですし、結婚に関しては失敗例(笑)

別に苦労自慢をしたいわけでもありません。私より苦労している人は大勢います。ただ、私の体験や考えで今現在悩んでいるシングルマザーが少しでも楽に生きれたらと思います。

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結婚ってなに?

今は結婚しない選択をするカップルも多くなりましたよね。子供もいなくていいとか。不景気ということもありますが、少し寂しいと感じます。

でも、「この人と人生を共に歩みたい」と思ったら、「この人の子供なら産んでもいい」と思ったら、やはり私は結婚を勧めます。

結婚ってただ付き合うのとは全然違うんです。そこがゴールではなくてスタート。二人で協力して新しい家庭を築いていく。いい時も悪い時も。

結婚式はしたほうがいい理由

私は結婚式をしなかったことをとても後悔しています。写真館で写真を撮っただけ。友人達でパーティ的なことはしましたが、親や親戚は集まっていません。

その時は彼のことが本当に大好きで、一緒にいたい一心で気にしませんでしたが、彼の両親は結婚はまだ早いと反対していました。「うちの息子はまだ準備ができていないんです。」と。今思えばご両親は彼に問題があることを知っていたのだと思います。でもそれを直接私に言うことはできなかったのでしょう。

「一人でも身内に反対する人がいたらその結婚は急ぐな」と今なら言えます。特に年長者の意見の場合は反対するなりの理由があるのです。ただね、燃え上がっている時は聞こえないんですよね・・・。

そして周りの祝福が得られたら、盛大な式でなくともいいからちゃんと結婚式をする

人前でお互いを幸せにすると誓うのです。それである種覚悟ができると思うのです。

もちろん式が全てではないし、挙式した人でも離婚する人はいるでしょう。でも、私はしたほうがいいと思います。

妊婦は『妊婦という新種の生き物』

妊娠したら自分でも戸惑う事の連続ですよね。気持ち悪い日々が続き、匂いにも敏感で、食べたくても食べれない。

「せっかく焼肉食わしたのに吐きやがって(笑)」と元旦那は語り草にしていました。本人としては元気づけようと気を遣って連れて行ったのになんで吐くんだよ、ということなのでしょう。

そこで大体喧嘩が勃発します。男性は、自分の体調は変わらないし、お腹も大きくなりません。だから実感がなく、奥さんが急にわがままになったように感じるのでしょう。

何かの投稿で、男性が妊婦体験をして10キロの重りをつけた時「え、たいしたことないね!」と言って大ヒンシュクを買ったというのが載っていましたがそんなものです。24時間お風呂もトイレも、10キロの米を毎日会社にもつけていってみてほしいですね。

だから、私が良く言うのは「旦那さんにこれから私は妊婦という別の生き物になるから!と言うといいよ。」ということです(笑)

今までどんなに優しかった奥さんでもつわりは辛いし、お腹が張れば辛いし、重いしイライラもします。初めての出産で大きな不安にも駆られます。それを旦那さんは「なんなんだよわがままになってないか?」とは思わずサポートしなくてはいけないです。

食べられるものが限られたつわり中の私のお弁当はメロンかすいかでした!産まれてきた子供はメロンもすいかも大好きです(笑)お弁当がメロンっておかしいですよね?でもそれしか受け付けないんです。

その変化に自分自身が戸惑います。精神的に不安定になります。

離婚をしたら考えを切り替える

離婚当時の状況については別記事で書いているので詳しくは書きません。私は子供が2歳の時に離婚したので、悲しかったけれど泣いている暇もないほど子育てが大変でした。

2歳児と二人きりのアパート暮らしは大変すぎて、実家に子供を置いて逃げようかと本気で考えていました・・・。実際逃げる人もいますね。でも私の実家は、幸か不幸か駅まで徒歩1時間くらいあって夜中は怖すぎて歩いてなんて行けないところにありました・・・。昼間歩いたら近所の人に間違いなく見つかる(;´∀`)

そして、子供が3歳くらいになると会話が大分成り立つようになり少し楽になってきました。捨てなくてよかったです・・!

万一私がいなくなっても生きていけるように

次に考えたのは「私がいなくなったらこの子は一人になるんだ。」ということ。実家の両親は順番的に私より先に逝くはずです。

だから、敢えて手をかけずなるべく自分でさせるようにしました。なんでも先回りして親がやったりしがちですが、それでは逞しくなりません。父親がいなくてかわいそうだからと甘やかすことはしませんでした。

というか、甘やかす暇もないほど仕事に明け暮れていましたから。当時勤めていた会社は盆正月なし、週6勤務(土曜日半日)、誰よりも保育園にお世話になりましたm(__)m

そして、当然ですが生命保険はキッチリかけていました。私が入院したり死んでも暮らして行けるように。

今は、もう少し一緒に遊んでやればよかったかなと複雑でもあります。。。

お陰様で私はまだ生きていますし、私の姿を見てきたからか子供は随分しっかりした大人に成長しました。今では私の方が叱られています(;^_^A

捨てなかったプライドと夢

そんな私ですが、自分を捨てる事だけはしませんでした。若かった時なら再婚という選択肢もありましたし、実際そういう話もありました。

けど、生活が大変だからとそこまで好きでもない人と再婚することはできませんでした。後にも先にも結婚してもいいと思えたのは元旦那ただ一人です。

大変すぎてうちの子は3歳ぐらいまでアイスの存在を知らず。私の母が「おまえー!アイスぐらい買ってやれー!」と驚いてアイスを買ってくれたものです。すいませんでしたm(__)m

再婚に関しては、それぞれ環境や考え方もあるので否定は全然しません。私はそのプライドのために貧乏したので。

私は何ができるだろう

子供が小学校に入ると精神的に大分楽になってきました。高学年になればもう手はかからず。そうなると、元々会社の歯車が合わなくて我慢を重ねてきたけど、自分の人生を生きたいと思うように。

親に言わせると「大分変ってる」そうです・・・。会社員で給料もらってれば安泰なのにと。

そもそも会社が10日間休みになったからと子供と2人でハワイに行くくらいだから変ってるでしょうね。

でも、母子家庭だからと好きなことを全て我慢するのが美しいのでしょうか?周囲からは「子育てに全てを捧げ慎ましく生きる母子家庭の人」と褒められるかもしれません。でも、自分を生きていないですよね?

ただ、話を聞くと「好きなことが何かわからない。」「これといってしたいことがない。」という人が結構多いのです。それはシングルマザーに限らずです。

そういう人から見ると逆に私の生き方が不思議なようです。

あなたの夢はなんですか

なぜ私が夢を追っているか?それは「生きている手ごたえをダイレクトで感じる」からです。とにかく平和に、というタイプではなかったのです。(今はだいぶ平和寄りになりました。)

私は自分で起業してからもう10年以上経っています。最初のうちはわけもわからないし、同じく起業した友人にお金を貸したらいなくなったとか色々あります。

それで自分がお金に困り、お札がなくてガソリンの給油ができなかったとか数えたらキリがないくらい。

シングルマザーであることで夢を諦めるのは違います。「子供に苦労させたくない。」とか「親の都合で振り回していいのか。」とか私も考えなかったわけではありません。

ですが、子供だってバカではありません。母親が自分の足で一生懸命夢を叶えようとしていることくらいわかります。周囲には反対する人もいましたが子供だけは応援してくれました。

それに、地方にいたことで、お金そのものはもらえなくとも、野菜や果物、米というふうに知り合いが何かと持ってきてくれました。一時期は貰い物で生き延びていたようなものです。本当にありがたかったです。

起業していく中で手放したこと

これはシングルマザーだからということではないのですが。最初のうちはお客様を増やそうと、誰にでもいい顔をしていました。お客様だけでなく付き合う相手も。

ですが途中で気づきました。付き合う相手を選ばないと成長しないんです。自分が成長したいのなら、前を向いて頑張る人と一緒にいること。

口を開けば旦那、姑、愚痴、陰口。このような人と交流してもマイナスでしかありません。自分のエネルギーがおかしくなってきます。

一緒に夢を語れる人、勉強しあえる人、相互に協力できる人。こういう人と付き合うように徐々に変えていきました。

知り合いは一人でも多い方がいいと最初は思っていましたが、マイナスな人とは距離を置いても何も困りませんでした。逆にトラブルが減り気持ちが軽くなりました。

起業で気をつけたこと

前述のガソリンの件ですが「カードで払えばいいじゃん?」って思いますか?自営業は翌月キッチリ売り上げが上がるわけではなく、万一払えなかったらカードが作れなくなってしまいます。

私がカードを使えなくなったら?他に誰もいません。そこがシングルマザーの気をつけることで、旦那さんがいる人のように旦那さんのカードを使うということができません。だからそれだけは絶対に回避したかったです。

もう一つ、銀行から融資を受ける人もいると思います。その際も絶対に遅れずなにがなんでも返すこと。自分が借りられなくなったらアウトです。代わりがいないのでそれこそ子供に迷惑をかけてしまいます。

これは信頼貯金にもつながります。きちんと返済していれば、この次融資が必要になった時に借りやすくなります。

大変ですが、この『カード』『銀行』もうひとつ意外ですが『携帯料金(分割分)』。だけは絶対に返しましょう。携帯料金だからと放置して、買えなくなった人を知っています。

なるべくローンは組まない事です。事業が軌道に乗って余裕ができたら欲しいものは買いましょう。

あ、これはついでですが、では全くローンを組まない方がいいかというとそういうものでもないようで。ゼロだと返済実績がないので、信用も最初はないのです。

夢があれば大抵のことは乗り越えられる

そんなこんなで、苦労の連続のような起業でしたが、私本人は幸せなのです。私にとって一番苦しいのは自由を奪われること。もしかしたら結婚に向いていなかったのかもしれませんね。

自分の夢に向かって突き進んでいるときは苦しさが苦しさではないのです。苦手な会社勤めで深夜まで残業だと辛いだけですが、好きなことならいつまででもちっとも苦ではありません。

リボンを作り始めたら止まらなくなるし、教えるのも楽しい♪フラ、IT関係講座もやっていますが、生徒さんの「できた!」ときの顔を見るのが幸せ♡

だから、シングルマザーであることでもし夢を諦めている人がいたらもう一度考えてほしい。

『あなたの本当にしたいことはなんでしたか?』

思い出があれば悔いはない

これは不思議なのですが、金銭的なことを言うと、なぜ今生きていられるのか不思議なくらい貧乏だったのです。親子ともども本当に人と健康には恵まれていたことに感謝です。

余談ですが子供が小さい時は公団だったけれど、引越しをする時に、公団→公団に引越しってできないんですね!一旦民間に住んで、それから申し込んでくださいと言われました( ゚Д゚)ハァ?

そんなに貧乏だったのになぜかハワイには行けてるんです。旅費だけはなぜか貯まるんです。これは不思議でしたね。

今は子供が成人したし、事業のバランスが取れてきたのでそこそこの暮らしはできています。でも、部屋には必要最低限の家財道具しかありません。

「最近引っ越してきたんですか?」みたいな部屋です(笑)家具を買うお金で旅行してしまうのですよ(;^_^A

やりたことは果敢に挑戦して、失敗も成功も体験して、海外、国内、行きたいところに行って。何も悔いはないしこの先もその思い出を胸に生きて行けそうです。

負け惜しみではなく、大きな会社を経営したいとか考えておらず、とにかく自由でいたかったし、私を応援してくれた女性の皆さんに今度は私が役に立ちたかった。

今は子供が今度は自分の夢を叶えるべく奮闘しています。親に似てしまいました(;^_^A

今後は・・・しいて言うならポリネシア一周したいですね!♡

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